ごあいさつ

境内の奥にございます蓮池は、太陽の日差しを受け、眩しいばかりに輝きを放つ日もあれば、凛と澄み渡り、静寂の美しい日もあります。時に濁り、どんよりと重たく佇む日もまた、同じひとつの蓮池の表情でもあります。それは、常に揺れ動く私たち人間の心の有様と同じです。このように至らぬ私たちを阿弥陀さまは、“南無阿弥陀仏”のお念仏を称え、合掌する者を必ず救って下さいます。離ればなれになった命が、互いに志すところは同じ極樂浄土の蓮の台(うてな)に生まれることであります。

近頃の気候変動により、当山極樂寺の蓮池の蓮の花も、年々数少なくなり満開とはいかない年もあります。それでも力強くまた優雅に咲き誇る極樂寺の蓮を眺め、極樂浄土を想い願うばかりで御座います。

南無阿弥陀仏

略歴 プロフィール

第51代極樂寺住職 伊藤良成

昭和49年10月生
平成9年大正大学卒業
平成11年極樂寺副住職就任
平成12年蓮沼保育園園長就任
平成20年蓮沼保育園園長退職
令和元年極樂寺住職就任

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