大仏
見上げるその大きさは圧巻です。一説には、室町時代の阿弥陀如来像ではないかと言われるほど、遠い昔より極樂寺のご本尊として鎮座されています。
合掌する尊きお姿に、「南無阿弥陀仏」を声に出しお称えすれば、どんな人も極楽浄土へお導きいただける、ありがたい仏様です。
阿弥陀さまの深いお慈悲とお救いの御心は、この先も永遠に途絶えることなく、人々を温かくお守り続けてくれます。
赤門
朱塗りで精微な赤門は、その構造から江戸中期頃の造りと言われ、当時お寺の本堂の外観に赤い壁が多く使われていたことが、この赤門にも引き継がれているようです。
本来赤門は、本堂の正面にあったのですが、昭和初期に本堂が再建された際、現在の庫裏正面に移されました。
和様風の造りは、長い歴史の中で幾度と改修や復興を重ね、今日も優美端厳な佇まいで人々を魅了し続けています。
本堂
神々しい伽藍(がらん)のもと、崇高な阿弥陀如来像が鎮座され、蓮をあしらったステンドグラスからの日差しが本堂を包む様は、静穏な極楽浄土を思い起こさせます。
こうした尊き本堂も、極樂寺が建立された鎌倉時代から、幾度となく火災や津波に見舞われたと伝えられています。今も尚こうして阿弥陀様が安泰されているのは、歴代のご住職方々が、災難から死守された賜です。
昭和初期には、本堂の大改修と内装伽藍をしつらえ、今の荘厳な極樂寺に生まれ変わり、人々のやすらぎの場となりました。しかし、東日本大震災で多大な被害を受け、耐震を含めた復興工事により、椅子席の設置やバリアフリー化で、多様な方々がお参りできる本堂に生まれ変わりました。
観音様
極樂寺の入り口で、ひときわ大きく鎮座された観音様。優しさに満ちたお顔で、お越しいただいた皆さまをお迎えしています。檀家さまのご寄進の観音様で、みなさまから「蓮沼観音」と呼ばれ、親しまれています。
蓮池
極樂寺の建立のきっかけにもなった蓮池は、まさに極樂寺の象徴です。蓮池に隣接した客殿からの眺めは、息をのむほどの圧巻です。
初夏の日差しを受け、美しいピンクの花の咲き誇る光景に、尊き極楽浄土を思い描きます。冬には蓮沼の温暖な気候に水鳥が集まり、春の到来を待ちます。優雅に泳ぐ水鳥たちの姿もまた、心安らぐ光景です。
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